1本脚の手すり

 

先日、玄関外部の手すり工事をさせて頂きましたので、工事の過程を

ご紹介します。

イズミさんの「アプローチグラブバー」という1本脚の手すりに

なります。

 

 

 

埋込みタイプの手すりなので、コンクリートに穴をあけます。(コア抜き)

丸いリングを穴の位置に固定し(足で挟むだけですが)、コアドリルを

回します。

 

 

 

何回か回すと、丸い跡が付きます。

この後はリングを外して、刃を回転させていきます。

 

 

 

コアドリルの刃です。刃の先端は工業用のダイヤで、これが回転していくことでコンクリートが削れて行きます。

中にはスポンジがあり、こまめにバケツの中で回転させて刃先を洗うと

ともにスポンジに水を含ませます。穴あけ中にスポンジから水が出て

摩擦熱などを軽減します。

 

 

 

抜いた直後。

 

 

 

抜かれたコンクリートがこれです。直径105ミリの刃ですから、厚さは

130~140ミリで、かなり厚い土間コンクリートでした。

あけるのに要した時間は30分弱。直径が大きいのとコンクリの硬さも

あって少し時間がかかりました。

直径などにもよりますが、土間1か所のコア抜きは大体20~30分と

覚えてください。

(何かの役に立つかも?)

 

 

 

土の中を更に掘り所定の深さを確保します。

その後、穴の内部と周囲を洗います。

深さの目印と汚れ止めを兼ねて支柱にテープを巻き、モルタルで

埋めます。

モルタルは棒などで、よく突き固めることが大切で、密になっていないと

後でグラつくこともありますので注意が必要です。

 

 

 

設置後です。

支柱部分がかなり頑丈なこともあり、グラついたり、たわむことは

ありませんでした。

また、高さや手すり部分の角度調整ができるのは、施工者側としては

助かります。

見た目にもスッキリしていますね。

 

                        りじちょう