1本脚の手すり(その2)

今週、ご依頼を頂いていた1本脚の手すり工事を完了しましたので

紹介させて頂きます。

マツ六さんの「フリーRレール G型スタンド」という製品になります。

今回は手すりの側方だけではなく、周囲を回るような使い方が想定

されました。そのため、上部の手すり棒だけが出っ張るタイプ(T字型)は、気付かずに体を引っ掛ける可能性があるので、閉鎖型のこの製品を

選択しました。

 

上段、下段のどちらに設置するかですが

①下段に付けると、靴の着脱スペースが狭くなる

②上段に付ければ高さの調整範囲が大きくなる

ことから、上段への設置となりました。

左側に寄せているのは、車いすの方が通るスペースを取るためです。

 

アンカーベース仕様を使い、施工も容易です。

 

施工時に工夫をしてみました。

このようにコンクリートに穴あけをするとホコリが凄いのですが

 

タッパーを加工して掃除機のホースを差し込み、ホコリを逃がさないようにしました。(緑色のテープは補強のため。穴の周囲が割れそうだったので)

効果はバッチリでした!

 

左がホース用の穴、右はドリルの刃を入れる穴。

ドリルの穴は多少大きくても大丈夫そうです。

穴あけ後にドリルの刃を抜いても、タッパーが吸盤のように

吸い付いているくらい強烈でしたから。

 

手すりの高さは標準的に80センチで固定しました。

使いながら適切な高さを確認していきたいと思います。

設置後に高さ調整が簡単にできるのがいいですね。

                           りじちょう