暑い日が続いていますが、お変わりありませんでしょうか?
今回はトイレの改修例をご紹介します。
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上の写真が改修前の状態で、マンションのトイレになります。
太い管が排水タテ管で、床上の排水(便器からヨコ引き管で繋がる)タイプです。
車いすで生活されているため、便器へのアプローチ(接近)、移乗や介助のスペース
などを確保する必要があります。
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トイレ空間を広くして、便器の向きを90度変えることで動作のスペースを確保
しました。
改修前の検討のほか、工事期間中には現地にて、ご本人や介助者に動作確認を
して頂き、便器の位置や高さ、壁の形状、手すりの位置などを決めています。
排水管は以下の写真のようにU字型の配管で変則的になるため、場合によっては
流れが悪くなり、詰まりなどの問題が起きることがあります。
(そのため、対応できない場合も多くありますのでご注意ください。
相談する業者さんに確認しましょう)
今回は便器を6㎝弱、かさ上げしているため、勾配を取ることが出来
その心配はほとんどありませんでした。
念のため、掃除口を後ろに立ち上げて、万が一の詰まりに備えています。
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便器のかさ上げ材は、事前に取った型に合わせて、必要な厚さの木材を加工します。
(1枚の板に見えますが、2枚の板を接着しています。)
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手すりは跳ね上げタイプで、体重を掛けた時には下地に大きな力がかかるため
しっかり造ります。
便器の位置が最優先で決まるため、手すり下地は背壁から離れた位置になりました。
また排水管などが通ることもあり、木造で使う柱・梁材を使って
ロの字型としました。
(他にも方法はあると思いますので皆さんも考えて工夫してください)
接着剤や金物・ビスなどを使って固定しています。
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上の写真は手すりを跳ね上げた状態になります。
改修のご相談の際には、ご本人やご家族のお話を伺って、動作や色々な工夫などを
知ることができ、いつも勉強になります。
お世話になりました皆様、ありがとうございました。
りじちょう