手すり工事

 

ご無沙汰しております、2か月振りの更新になります。

手すり工事で使用した金具について、紹介します。

 

出隅(ですみ)用のブラケットは、通常は出入口の木枠の角(かど)などに

タテ手すりを付けるために使用します。

実際には、上の写真のようにヨコ手すりにも使いたい場合があります。

ところがヨコ使いOKというメーカーは以外に少ないのです。

今回使用したのはマツ六さんの出隅用ブラケット。

 

ヨコ使いしたい場所としては、玄関の下駄箱の天板(カウンター)の角などが

あります(ただし下駄箱がしっかり固定され、動かないか確認が必要です)。

 

施工者としては、イレギュラーな使い方にも対応しているメーカーさんは

非常に助かります。

 

 

 

 

写真のように、角に固定できるので場所を取らずに便利です。

しっかり固定できる下地か、事前に確認しましょう。

 

 

室内に支柱式の手すりを付けることは、あまり多くはありませんが

必要となるケースもあります。

 

上の写真は、便器の脇にヨコ手すりが欲しい時に取付ける壁がない例です。

人によっては洗面化粧台の脇に腰壁を作って手すりを付ける、という方も

いらっしゃるかもしれません。

今回は下地などの出っ張りを少なくしたいので、支柱式を選択しました。

手すりカタログを見ている方はご存じだと思いますが、ほとんどのメーカーが

壁から控えを取る(支柱が倒れないように壁と支柱をつなぐ)ことを

指定しています。

こういう場合にも自立して使用できる支柱金具があるのは助かります。

柱脚に使っているのは矢崎化工さんのトールスタンドです。

この金具のメリットは

・控えが不要なこと(状況によっては必要な場合あり)

・手すり棒と支柱(棒)を同じ色で揃えること

ができる点です。

スタンド金具と支柱(棒)が一体になった、自立できる支柱はあるのですが

手すり棒と色が合いません。

使うことができれば、あまり拘る必要はないのかもしれませんが・・・。

 

2例紹介しましたが、特定のメーカーを推薦するものではありませんので

ご了承ください。あくまでも私個人には便利だったということで。

 

それではまた。

 

                        りじちょう