桜の花もピークを過ぎて、ちょっと落ち着いてきた感じですね。
今回はドアノブをレバーハンドルに交換した事例です。
経験があると思いますが、ドアノブ(正式には握り玉(にぎりだま))は
文字通り、握る力がないと回しにくく、年齢とともに使いづらくなる物の1つです。

これは浴室のドアノブで、濡れた手は滑りやすく、より使いづらくなります。
これをレバーハンドルにすると

レバーハンドルは手を掛けるだけで開閉ができるため、回す動作の負担は
少なくなります。

こちらのドアノブは、見た目も渋く、家の歴史を感じますね。
ただ、回す動作が負担になっているため、レバーハンドルへ交換。

既存のドアノブはドアに開ける穴の位置などが異なり、既存の穴を隠すための
プレート(板)が必要になることが多くあります。
既製品の金属プレートもありますが、今回は合わないため、加工した物を
ドアの両面に貼ってレバーハンドルを取付けました。
レバーハンドルは便利ですが、注意点もあります。
人が通る場所で衣服の袖が引っ掛かる可能性がある場合は
レバーの形状にも注意が必要です(袖が入りにくい形状を選ぶ)。
これは手すりでも一緒です。
廊下などのヨコ手すり、階段などのナナメ手すりの端部を、
エンドキャップなどの棒が突き出た形状にするのは、袖が引っ掛かり危険です
(転倒事故の原因)。
ドアノブからレバーハンドルへの交換は、介護保険住宅改修の申請をして
必要と認められれば、給付の対象となります。
それでは、また。
りじちょう