前回の更新から大分経ってしまいました。
直近の階段の手すり工事から。
石膏ボードの壁の場合、補強板(手すりの下地板)を使わないと手すり取付が
できない例が多いです。
手すりの角度が変わる部分に下地(柱や間柱(まばしら))がないことが多く
手すり金具が付かないためです。
上の写真の中央付近が「逆への字」の曲がり部分になりますが、通常は
ここに下地がないことがほとんどなのです。
この例では下地があり、金具を取り付けることができました。
(事前に調査に伺った際に、下地センサーで柱や間柱の位置を調べるのですが
柱がこの位置にあり、行ける!と)
直受フレキシブルブラケットK
(マツ六)
曲がり部分に付けた金具。
曲がり部分さえ何とかなれば、間柱等に取付可能な金具が揃っていますので
問題ありません。
首振ブラケット横型カバー付
(マツ六)
間柱の幅30ミリで金具を固定できる(手すりを
受ける部分の角度が変わるので、ナナメの勾配に
対応できます)。
首振スリムエンドブラケットカバー付
(マツ六)
これも間柱の幅で取付可能で、手すり受け部が
動くことでナナメの手すりに対応できます。
入隅自在ブラケットK
(マツ六)
階段のコーナー用に、このような金具が
あります。
補強板なしで済めば、工事費も抑えられるのですが、実際には少ないです。
しっかり固定することが大事なので、補強板を使うのは仕方ないですね。
10~20年前と比べると手すり金具の種類も豊富になり、工事をする側にとっては
とても助かっています。
今回はマツ六さんの金具でしたが、他のメーカーにも色々な金具がありますので
各場面に合った金具を選ぶようにしましょう。
りじちょう

